スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:--] | スポンサー広告 | page top
Short Act Battle を終えて
集合写真
早いもので、Short Act Battleが終わって10日が経とうとしています。それぞれの団体はすでに次の公演に向けて始動しています。

大変遅くなりましたが決勝ラウンドの総評です。(予選勝ち上がり組は割愛します)

○劇団ガバメンツ「あきれるほどガンダーラ」
誰でも知っている西遊記の話。冒頭の前説から観客の心を掴み、そこから怒涛のリピートリピートリピート。登場人物がどんどん変わるのにテンポを崩すことなく進む。話を単純にした分、笑いの要素をこれでもかと取り入れ観客を飽きさせない工夫は流石。欲を言えば最後のオチの部分にもうひとひねり欲しい。

○浪花グランドロマン「マガリカド」
今回期せずして唯一の一人芝居になった。太宰治の「駆込み訴え」をモチーフに貫禄の演技で20分間語り続ける。
派手な照明も音楽もない。ただただ語らう。この演じている人物が何者なのかは最後の最後で分かる。この方法が1発勝負の演劇バトルとしてよかったかどうかが評価の分かれどころ。しかし、ひとりで演じきった彼女の魅力は充分伝わる作品に仕上がっていた。

○ともにょ企画「クわれて幸せ」
この作品は今年の劇王で関西代表に選出された作品。若手の中では奇才とされている鈴木友隆。今回も若者特有の心と身体のアンバランスな部分を表現。予選から若手劇団がいくつか参加していただが、作品の持つ力と役者の表現力では飛び抜けている。ただ、この作品もあと一歩。ラストシーンのもうひとひねり欲しい。



この企画はB.SQUAREという演劇をするには小さい空間をいかに活用するかを考えて企画しました。

・脚本と演出と役者で勝負する
この空間は凝った照明も映像も音響設備もありません。最近の演劇フェスティバル的なものは照明や音響に凝ったものが多すぎる気がします。それも一つの見せ方ではありますが、何もない空間で役者の身一つで見せるという形をとりました。

・オリジナルの演劇祭をする
演劇フェスティバルとして劇団を集めるだけではなくオリジナリティを出すにはどうしたらいいか?考えついたのが劇団単位の演劇バトル。かつてACT LEAGUEという演劇バトルの企画がありました。これは劇団の枠を超えてグループを作り即興でお芝居バトルするというもので一時はメディア進出も果たし、東京大阪で盛り上がった企画です。今でもその後を引き継ぎ、ジャムコントというイベントが道頓堀ZAZAで開催されています。しかし、今回は劇団という枠にこだわりました。劇団の持つカラーをぶつける企画は他になかったからです。

・気軽に見れる演劇を目指す
梅田から徒歩圏内という中崎町駅前という好立地。この周辺にはオフィスビルや専門学校などたくさんあり、初めて演劇を見るお客さんにお芝居の面白さを伝えたい。そう考えました。しかも、持ち時間は20分。芝居を表現するには少し短い時間ですがお客さんの集中力を考えると4団体で2時間以内が指標となりました。残念ながら今回は演劇初心者の来場は少なかったのですがこれは次回への課題にしたいと思います。


この3つの柱を元に、演劇バトルとして評価できる指標として観客投票という形に行き着きました。
よく、○○賞とかありますが、関西では賞を取ったからと言って必ずしも集客に結びつきません。それは人気と実力が比例していないからです。ならば、本当に人気のある劇団が優勝できる企画にしてはどうか?

ただ、そこにはたくさんの問題がありました。演劇の評価の対象が一つに絞れないということです。
喜怒哀楽どのスタイルにするかによって、その評価は難しくなります。
M-1のように「面白かった」「笑えた」だけの評価ならこんなに簡単なことはありません。しかし、演劇には「脚本」「演出」「役者の技量」が評価されます。そこで、評価の対象を「満足度」にしたのです。お芝居を見終わった後の満足度はひとそれぞれ。それを単純に10段階評価にしたのです。
もうひとつの問題点は組織票対策。この企画ではお客さんを呼べば呼ぶほど有利になります。もちろんそれは意図するところなのですが、それだけでは単に人気投票になってしまいます。そこで追加されたのが特別審査員票です。このさじ加減もかなり難しい部分です。特別審査員が多くなればなるほど、観客票の意味が薄れてしまう。そこで、今回は3人だけにしました。審査員は演劇を熟知した人の評価です。審査員個々でも評価は割れてますが、審査員の指標としては「芝居の完成度」「役者の技量」「作品のオリジナリティ」「意表をつく結末」「期待値」などが評価対象になっています。正直、一般投票と審査員投票の結果が大きく違うのには驚きました。この差違はいろんな意味で今後の演劇界に意味のある評価だと思います。

結果は「劇団ガバメンツ」が僅差で優勝しました。この僅差というのが大切だと思います。ガバメンツとしてもまだまだ安心できる立場でないこと。そして決勝で争った他の団体にも足りなかった部分を補えれば優勝の可能性があったとということを示しています。

劇場プロデューサーの方がおっしゃっていましたがこの企画で改めて芝居の面白さを痛感しました。
今回の16団体すべてが全くカラーの違う作品でどの団体も独自のスタイルを持っていること。そして何よりみんな本当に芝居が好きでこの企画に真っ向から挑んでいるという姿勢に改めて感銘を受けました。
しかも、これはほんの1部です。まだまだ面白い劇団はたくさんあります。初めての企画で蓋を開けるまでどうなるかわかりませんでしたがこんな指標となる演劇の企画があってもいいのかなと感じています。

次回は9月の予定です。、新たなラインナップでお目にかかれる日を楽しみにしておいてください。

スポンサーサイト
[2013/03/28 16:28] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
<<あの感動をもう一度・・・参加団体募集! | ホーム | 決勝ラウンド結果発表!>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://shortactbattle.blog.fc2.com/tb.php/39-9e9a227b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。